特定非営利活動法人西区はーとの会
パソコン工房DELTA
施設紹介
パソコン工房DELTAは、特定非営利活動法人西区はーとの会が運営する地域活動支援センター(横浜市精神作業所型)の事業所です。
精神障がい(統合失調症・躁うつ病・不安障害・強迫性障害・発達障害等)はありつつも、「一般就労を目指したい」という方々に対し、講座や課題作成、相談をベースに日常を過ごしていきながら、実際に就労すること、働き続けていくことを練習していく施設です。
2003年7月に開所。開所当初から、精神障がいをもった方々の就労のための訓練を目的にして、事業を行ってきました。
設立のきっかけは一人の女性メンバーの「OLになりたい!」という声。今でこそ精神障がいを抱える方の就労は、当たり前になりつつありますが、当時は法定雇用率の算定対象にも入っておらず、また世間的な認知も進んでおらず、求人自体も少ない状況。加えて、稀に事務系の仕事があったとしても、「Word・Excelが出来る方」という条件があり、ハローワークの障害者窓口に行っても、すごすごと帰ってくるという状況でした。
そこで、就労にこぎつけてもらえるように支援をしようという想いから、パソコン工房DELTAが誕生しました。
それまでの障がいがある方の就労への取り組み方は、「働きたい」と言う方の願いに応えて、その人をそのまま受け入れてくれる場所(職場)を探すという形でしたが、問題点として・・・
●うまく合う鍵穴(企業)は簡単には見つからない
●たとえ見つかっても、本人に働く力がないと定着しにくい
●自分がどんな形の鍵(どんなところがある、何が出来て、何が難しい?)なのか、客観的な見えにくいことがある
●障害者雇用でも、福祉の専門家がいる企業はまだまだ少ない 等
そこで、DELTAではありのままの自分に合う職場を探すのではなく、少しでも就労チャンスを広げる為に鍵穴(企業)に合うように「自分を変える」取り組みを重視して訓練しています。そのためには、「企業が求める人」の姿を日常の訓練の中で、自分の習慣にしていけるように取り組んでいくことです。苦手なこと、不安なこと、うまくいかないことも沢山あるだろうけど、少しづつ出来ることを増やしていく、そんな取り組みをしています。
このような理念から、運営を続け、これまで多くの就労者を出すことが出来ました。短期間で決まる方もいらっしゃいましたが、数年かかってという方もいらっしゃいます。「諦めないで良かった」「DELTAだから続けられた」そんな嬉しい声もあります。進むペースはひとそれぞれ、DELTAだからこそ出来る支援・サポートを続けていきます。
開所から月日が立ち、世相の変化と共に、また精神障がいがある方の就労を取り巻く状況も変わってきました。しかし、厚生労働省が提起する五大疾患に精神疾患が加わったように、今なお「こころの病気」を抱える方は増えています。また、身近な病気、障害としても捉えられるようになってきました。
精神障がいがあったとしても、それはその方の一部分のうまくいかなさであり、その方の全てが病気・障がいではありません。病気、障がいがあっても、そことうまく付き合いながら、自分なりの「働きたい」を少しでも叶えられるような取り組みを目指しています!
随時通所者募集中
こんな方は是非!↓
・焦らず準備したい
・症状や、生活面についても、相談にのって欲しい。
・システマチックな施設が嫌
・同じ目標をもった人たちと、一緒に頑張りたい。
・職場での人間関係でいつもつまずく
・就職に必要なことを学びたい
・働きたいけれど、自信がない
・就職相談に行ったら、「まだ」と言われてしまった。
・就労移行の利用期限がない。
(もうすぐ切れてしまう)
・「作業所」「地域活動支援センター」「デイケア」等に所属しているけれど、そこから職場は不安
・就労経験がなく、職場のことが良く分からない。
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